韓国は大臣が「従軍慰安婦」のスピーチ、日本ブースは強制撤去

2014年1月30日から開催されたフランス・アングレーム国際漫画祭において、韓国の女性家族相・チョ大臣は「1930年から第二次世界大戦の終わりまでに、約10万人の韓国人、中国人、台湾人、フィリピン人、オランダ人、インドネシア人の女性たちが強制連行され、慰安婦にされました。その多くは10代のとても幼い少女たちでした」とスピーチを行いました。展示された従軍慰安婦関係の漫画には、日本兵を犬(韓国では悪い人の象徴)で表現するなど、確信的な反日表現が目立ちます。
日本からは実業家の藤井実彦氏が「論破プロジェクト」として、「慰安婦の強制連行はなかった」とする漫画を出展するため、準備を進めていました。しかし開催前日、日本側が用意した漫画を「SHIT(クソ)」と侮辱されながら、ブースは主催者側から強制的に撤去されてしまったのです。

「従軍慰安婦がなかった事実」を言う日本人はネオナチ扱い

アングレーム国際漫画祭組織委員長は「日本のブースは過激派のものであり、我々はそのような人たちや目的を受け入れません」とコメント。また、主催者側は「この漫画祭は政治的なものであってはなりません。私たちは記憶や歴史に言及した韓国の漫画家を受け入れます」とも発言しています。韓国の政治家である大臣がスピーチをすることは「政治的」ではないと言うのでしょうか。
ブース撤去を強いられた「論破プロジェクト」の藤井実彦氏は「欧州で我々がやろうとしていることは『修正主義』と言われ、『韓国側が言っていることは事実である。事実に基づいた作品だ』というふうに言われます。おそらくこういうことは欧州全体でまかり通っているのではないかと、強く感じました」と語ります。
ヨーロッパにはナチスドイツのアウシュビッツの記憶が強く、フランスでは反ユダヤ的な言動や行為が違法であるという法律もできています。慰安婦問題もユダヤ人虐殺と同じ扱いを受け、反論するだけで違法行為とみなされたのです。つまり、日本が従軍慰安婦はなかったという事実を証明しようとすることが、ネオナチに相当するものであると解釈される図式ができあがっていたのです。

米国に設置された韓国慰安婦碑に刻まれた信じがたい文章

2014年1月24日、ニューヨーク州に全米5つ目の慰安婦碑が設置され、そこには信じがたい文章が刻まれていました。
「~ニューヨーク州議会下院決議文より~ 慰安婦制度とは、日本政府による強制的な戦時売春であり、その残忍性と規模の大きさにおいて、過去に前例がない。集団強姦、強制堕胎、性的恥辱、また手足の切断、死亡、自殺に至る性的暴行などが行われた20世紀最大の人身売買の一つである」。
アングレーム国際漫画祭会場で上映された慰安婦アニメは、この文章をそのまま映像化したようなものでした。慰安婦をアヘン中毒にする様子、入れ替わり日本兵がやって来ては延々と慰み者にする様子、慰安婦が自殺する様子、そのような死体を埋めに行く様子――。単に強制的に強姦しただけではなく、殺し、自殺に追い込んだという話になっており、それが“アウシュビッツ”の印象を与えているのです。
もしこれが事実だとしたら、戦争が終わってすぐに噴き出してくる問題のはずです。しかし、従軍慰安婦だったという声が最初にあがったのは1990年なのです。

ロビイストの発言からわかる、河野談話を発表させた韓国側の意図

なぜ反日プロパガンダが世界中に広まっているのでしょうか。その最大の原因は日本にありました。90年代に入って、突如日韓の間で勃発した従軍慰安婦問題ですが、韓国、日本双方での調査によって、一部証言以外、慰安婦の強制連行を示す客観的資料は存在しないことが判明し、この問題は収束に向かいつつあったのです。しかし、それを覆したのが河野談話でした。1993年8月、当時の官房長官・河野洋平氏が発表した談話において、日本軍による慰安婦の強制連行があったことを認め、謝罪がなされました。一度は覆りかけていた慰安婦の強制連行は、河野談話によって事実として世界に受け止められるようになったのです。
及川コメンテーターによると、ニューヨークの慰安婦の碑を作った韓国系のロビイストは「この問題を解決するためには、日本政府がもっと本気で謝罪して、もっとお金を払うしかない」と言っていたと言います。日本政府に謝罪させてお金を取る目的があるようです。

日韓双方に慰安婦の強制連行を示す客観的資料は存在しない

なぜ河野氏は河野談話を発表したのでしょうか。幸福の科学・大川隆法総裁は河野洋平氏の守護霊を招霊し、潜在意識に潜む本音を聞きました。
質問者が「河野談話発表の経緯に関して、証拠は一切なかった、証拠はないが、全体として強制性があったと感じたので、談話を出すことにしたというふうに、河野氏ご本人が発言をされていますが、なぜ証拠がないのにそのような判断をされたのでしょうか」と問うと、河野氏守護霊は、「まず、先の戦争を是とするか非とするかという判断から始まって、まあ日本の侵略的な行為が目立っていたということは明らかで。ということは、それによって虐げられた人たちがいるわけで、特に朝鮮半島の人たちにはもはや自主的な判断権がない状態であるから、日本の中で行われたことよりもはるかに悪い状況で強制力が働いたというのは、推測するのに、まあそれはそうだろうとは思うよ」と回答。昔のことはわからないがそのような人がいるという話は聞くし、慰安所が軍隊にあったらしいということぐらいはわかっているからとにかく謝っておかなければならない、と感じていたと述べました。

日本は、政府もマスコミも自分の国を貶める反日行為をやめるべき時にきています。反日の根に河野談話がある以上、一日も早く河野談話を否定し、河野談話にかわる新たな談話を発表することが求められています。
幸福実現党はこの河野談話撤回に向けての署名運動を展開しています。賛同いただける方は、ぜひご協力をお願い申し上げます。