2015年2月3日、世界ウイグル会議総裁のラビヤ・カディール氏が亡命先のアメリカから来日。中国大使館前でウイグル弾圧に対する抗議活動を行いました。

中国大使館前にて行われた抗議活動

1949年、中国は東トルキスタンを武力占領し、中国新疆省としました。以来、漢民族の新疆入植が進められ、ウイグル民族への弾圧が激しくなっています。大使館前にて、ラビヤ氏は「中国共産党はウイグル人を殺戮するために十数万の警察部隊を使っています。宗教を奪われています。生活習慣も潰されています」と強く訴えました。

大手マスコミを相手に記者会見も

また、ラビヤ氏はこの活動に先立ち、大手マスコミを相手に記者会見を行いました。以下はその内容です。

2014年7月に起きたとされるヤルカンド大虐殺

男性たちは夜モスクに行っていました。お年寄りの婦人が集まってお祈りしている中に中国の軍人と警察が押し入ってきて彼女たちを皆殺しにしてしまいました。中国政府はウイグル人を怒らせるためにわざとこの暴動を起こしたのです。家に戻ってきてこの状況を目の当たりにした男性たちは立ち上がり、村全体が一丸となって立ち向かったのです。しかし抗議した村人たちは皆殺しにされました。

中国政府は自らの犯罪責任を追及せよ

私たちが事件を調査している最中、事件現場に近い場所に住む22歳の男性が、事件の全貌をインターネットに投稿しました。この男性の情報から、2,000人から5,000人が殺害されたことがわかりました。中国政府はウイグル人に対する国家テロをすぐにやめるべきです。もし中国は第二次世界大戦における戦争犯罪を追及するのであれば、ヒトラーの犯罪を追及するのであれば、今の自分たちの犯罪を追及するべきです。

ザ・ファクトは今後もラビヤ氏のように中国共産党による人権弾圧と戦う人々を応援します。