台湾総統府

メインキャスター里村英一が、日本統治時代の名残をさがして台湾の旅に出かけました。旅の始まりは台湾総統府から。ここは日本統治時代に建てられ、台湾を統治する日本の出先官庁「台湾総督府」として使われていたものです。台湾のなかにある日本を感じることができます。

台北林森公園

次に訪れたのは台北林森公園。ここには第7代台湾総督、明石元次郎の功績を記念した鳥居が立っています。明石元次郎は在任中、台湾電力や華南銀行の設立、教育法の改革など、台湾施政に尽力しました。大日本帝国陸軍大将として日露戦争で大規模な諜報活動を行い、日本を勝利に導いた英雄でもあります。「死後は台湾に葬ってほしい」という生前の希望通り、明石元次郎の墓は台湾に設けられ、鳥居が立てられました。

国立台湾博物館

国立台湾博物館にも訪れました。この博物館は、もともと、児玉源太郎と後藤新平の記念館として建てられたものです。児玉源太郎は経済、鉄道、医療などさまざまな改革を行った第4代台湾総督。日本と台湾の架け橋になった人物のひとりで、児玉神社ができたほど台湾人に慕われました。後藤新平は鉄道や道路、湾港などのインフラ整備の他、アヘン漸禁策など、台湾発展のために尽力した台湾総督府民政長官です。博物館の3階には、2人の銅像も立っています。1915年の開館以来、改装等加えられながら、多くの方々に愛され続けている場所です。