FACTランキングタイトル(10-6位



2015年も残りあとわずか。
さて、今回は、2015年にザ・ファクトで人気だった番組を紹介しながら、
この一年を振り返ってみたいと思います。

なお、このランキングを12月30日(水)14時から
ニコニコ生放送で里村さんと振り返ります。
ザ・ファクト年間ランキング2015 生放送!はこちら

では早速行ってみましょう。
まずは10位から6位。
ここには歴史認識問題、中国の人権問題、イスラム国をテーマにした番組が並びました。

【第10位】

「米国民56%が原爆は間違っていなかった」原爆投下――アメリカの責任

この番組は、広島原爆投下の日8月6日にアップしました。

戦後70年経った今も、アメリカ人の56%は
「戦争を早期に終了させるためには原爆投下はやむをえなかった」と考えているそうです。

アメリカにとって太平洋戦争(大東亜戦争)は、
民主主義を守るための正義の戦いでした。
ですから、一般市民20万人の命を奪った原爆をアメリカは一貫して
正当化し続けてきたのです。

しかし、アメリカの歴史学者の多くは、「原爆投下の必要はなかった」という結論に
到っていると言います。
番組に登場する歴史学者ピーター・カズニック教授もその一人です。
日本人としてぜひ観ていただきたい番組です。



こちらもおすすめです。
南京大虐殺と原爆投下【シリーズ南京事件②】

【第9位】

「イスラム国」はアメリカによってつくられた!?【よくわかる中東問題②】

この番組は、昨年の9月にアップしたものです。
今年に入って、日本人殺害事件やパリ同時多発テロ事件など
「イスラム国」が話題になるたびに再生回数を伸ばしていきました。

世界はアメリカの一極支配から多極支配へと移行しつつあります。
現在の「イスラム国」はその時代の流れの中で生まれたものだと考えています。
たとえ、「イスラム国」が滅んだとしても
国を超えたイスラム共同体を創ろうとする動きは
形を変えて中東に現れてくるでしょう。

これは欧米的価値観では解決できない問題です。
平和を実現するためには、互いの多様性や違いを認めつつ、
その底流に共通性を見出し、より普遍的な地球的正義を探究する必要があります。
こうした観点から、来年はさらに中東問題に踏み込んでいきたいと考えています。



こちらもおすすめです。
『「イスラム国」問題の深層~欧米中心主義の中東政策の限界』【THE FACT×The Liberty】
イスラム国(IS)とは何か?【よくわかる中東問題①】

【第8位】

「天安門事件25年」~中国最大のタブー”大虐殺”の真相~

これは去年アップした番組です。
6月4日の天安門事件の日あたりだけでなく、
年間通してコンスタントに観続けられています。

コメントを見ると、中国の方もかなりこの動画を観ているようです。
中国では情報統制のため「天安門事件」自体を知らない人もたくさんいます。
ですからこうした番組を観るとショックを受け、中には嘘だと思う人も多いようです。



この番組は中国語版もありますので、
ぜひ多くの中国の方にも観ていただきたいと思っています。

中国人权状况专题报道系列:天安门事件25周年~中国最忌讳的”大屠杀”之真相

また、引き続き、現在も行われている中国の人権弾圧について知りたい人には、
こちらの番組もおすすめです。

香港・台湾で「第二の天安門事件」が起きる!?~シリーズ天安門事件②~
中国共産党、人権弾圧の実態 ~厳戒態勢のウイグル自治区 カシュガルに潜入取材~
チベット―中国による史上最悪の人権侵害

【第7位】

「知られざる激戦地ペリリュー島」~天皇陛下のパラオ慰霊に寄せて

これまであまり知られることのなかった激戦地ぺリリュー島。
3月に天皇陛下が慰霊に赴かれたことで
その名が知られるようになりましたが、
それでもまだ知名度はそれほどではありません。

当時、日本の委任統治領だったパラオの
ペリリュー島に進攻してきた米軍およそ4万人。
これに対して、中川州男大佐率いる日本軍守備隊はおよそ1万人。
結局、日本軍の生存者はわずか34名でした。

NHKは、番組の中で、
彼らの死を「無駄死に」「犬死に」であるかのように描きました。

しかし、戦争の傷跡が今も
生々しく残る現地を取材し、
自ら命をなげうって戦った人たちのことを
「無駄死に」「犬死に」と呼ぶことはできません。
番組を通して、彼らの思い、のようなものを
感じ取っていただければ幸いです。



こちらもおすすめです。
【東京裁判】自虐史観はこうしてつくられた
大東亜戦争は「植民地解放」と「人種平等」を実現した戦いだった!
韓国・中国の「日本悪玉論」は大ウソ!日本は植民地解放のヒーローだ!

【第6位】

【大東亜戦争】沖縄戦の真実 「沖縄は捨て石」ではなかった

現地に赴き、沖縄戦を経験した方々のお話を
直接聞くことができました。
今のマスコミ報道では、沖縄と本土を切り離して捉え、
沖縄は本土に捨て石にされた、とする論調が主流です。

しかし、取材を通じてわかったのは、
沖縄で命を賭けて戦った人たちの中には、
ただ、日本人として、
ただ、日本を守るために必死で戦っていた人が
数多くいたということです。

ある人は、
「捨て石になった、という意識はなかったのか?」
という問いを
「それは戦後の考え方でしょ?」と、即座に否定しました。

このやりとりで目が覚めたような気がしました。



これは、戦後のマスコミ、教育が押し付けてきた価値観とは全く違う
「沖縄戦の真実」を紹介した番組です。
【重要証言】元従軍看護婦が見た沖縄戦 「『本土に見捨てられた』なんて思ったこともない」
【重要証言】元ひめゆり学徒隊員が見た沖縄戦 「女学校仲間と『靖国で会おう』と約束しました」
【重要証言】元特攻隊員が見た沖縄戦 「『沖縄が捨て石』というのは戦後の論調だ」



さて、次回はいよいよ5位から1位の発表です。
ザ・ファクト年間ランキング2015発表!!(5位~1位)