東日本大震災から5年目の3月11日、
真冬を思わせる寒さの中、
原発推進を訴えるグループと、原発廃止を主張するグループ、
両陣営がここ国会議事堂前でデモンストレーションを行います。
復興は徐々に進んでおりますが、
原発をめぐって未だに日本は揺れ続けています。

satomura

こちらもお読みください

原発ゼロに異議あり!原発近海の魚を食べてみた
福島原発の放射線は怖くなかった!放射線防護学の権威が証言
市民を守るためには原発を動かせ!函館市の大間原発建設差し止め提訴は筋違い
安保法案が衆院可決!国会前で左翼発狂!?

原発反対派によるデモ

反原発

「安倍はやめろ!」
「今すぐやめろ!」
国会前で絶叫するのは、
反原発デモの参加者たち。

壇上に上がった政治家や著名人たちが
反原発の訴えと、安倍政権批判を行った。

主催者は「首都圏反原発連合」。
この日のゲストスピーカーには、
菅直人元総理、
古賀茂明元経済産業省官僚など、
著名人が名を連ねていた。

かやま

香山リカ(精神科医 立教大学教授)
「全国の原発の再稼働をやめるというような動きを
色んな専門的な立場から、
一緒に声をあげ続けていきたいと思います。」

shii

志位和夫(日本共産党 委員長)
「高浜原発だけじゃない!
全国、全ての原発に当てはまるんじゃないですか。
あの決定を安倍政権は重く受け止めて、
全国全ての原発の再稼働を断念せよ! 」

wata

渡辺浩一郎(生活の党と山本太郎と仲間たち 元衆議院議員)
「私どもが安倍内閣を殲滅していく。
もう、この世にいないぐらいの殲滅をしていくためには、
どうしても、野党共闘をしていくこと(が大事)。」

yoshi

吉田忠智(社会民主党 党首)
「国会において、
脱原発を、原発ゼロを掲げる、賛同する議員をいかに増やすか。」

fuku

福山哲郎(民主党 幹事長代理)
「脱原発を実現していく!
それが今、残念ながら安倍政権で
ブレーキがかかろうとしています。」

shika

初鹿明博(維新の党)
「野党が共闘をして、
参議院選挙、そして同日になるかもしれない衆議院選挙で
安倍政権を倒していくことが
この国の将来を明るくする、唯一の道であると
私は確信しております。」

原発推進派によるデモ

デモ隊引き

「福島安全宣言」実行委員会などの
3団体が主催するデモには、
首都圏からだけでなく、
福島県、宮城県、山形県など、
被災地から多くの参加者が集まった。

さらにこの日、主催者側は内閣府に対し、
「政府による福島安全宣言発令と除染目標の見直しを求める申入書」
を提出した。

政府による福島安全宣言発令と除染目標の見直しを求める申入書

東日本大震災から5年、被災した東北各県民はそれぞれ困難な復興の道を歩んでいる途上です。
中でも福島県の場合、福島第一原発の被災による放射能汚染漏れ事故により、
より特殊で複雑な状況の中での復興事業を余儀なくされています。
その結果、震災から5年を経た今でも、約10万人の県民が避難生活を強いられています。
また放射線によって汚染された福島という風評により、福島の農産物は売れず、
県民はさまざまな誤解や偏見にさらされるなど、甚大な被害をこうむっています。
しかし実際の福島の放射線レベルは県内の大部分の地域で国内の地域のみならず、
世界の主要都市と同じレベルかそれ以下まで下がっています。
とりわけ20キロ県内の最も線量の高い場所でも最大でも年間換算、13ミリシーベルト程度、
大部分が2~3ミリシーベルトと既に政府の定める帰還可能な20ミリシーベルト未満になっています。
国際的な放射線の安全基準によれば、年間100ミリシーベルト以下は健康に影響のないレベルとされています。
つまり福島県の放射線は国際的な基準から見ても、既に科学的に十分安全なレベルにまで下がっていることは
誰の目にも明らかです。
私たち福島県民は政府に対してこうした科学的なデータと根拠に基づいて福島安全宣言を出すことを求めます。
また福島県では現在、年間1ミリシーベルト以下にするという目標に基づいて大規模な除染作業が行われています。
しかし目標基準は日本の自然放射線の平均値が年間1.48ミリシーベルトであることを鑑みれば、
不当かつ不合理に高い目標設定となっています。
現在、除染にかかる膨大な国費の投入、また不必要な除染作業が実質的に福島の迅速な復興を妨げている状況を考慮すれば、
早急に科学的かつ国際的な目標基準に照らして見直すべきです。
第一原発の事故から5年を経て、私たち福島県民は福島の真なる復興のために
今こそ政府が政府の責任で科学的かつ国際的な安全基準に基づく福島の安安全性を国内外に宣言すること、
そして国際的な安全基準に基づく復興政策に立ち返ることをここに申し入れます。
以上

isizoe

石添淳一(福島県民) 
「私は福島生まれの福島育ちです。
当時も福島県内で仕事をしてました。
福島第二原発ですね、こちらの再稼動、
ここにいる福島県民はみんな求めています。
福島で震災前に電力を生み出していたことに対し我々は誇りを持っています。」

土屋氏

土屋康昭(福島県の農家) 
「私は福島県の会津猪苗代で農家を営んでいます。
出荷するお米から自分で食べるお米まで、全部線量を計算しております。
全部安全で大丈夫です。」

syaku

釈量子(幸福実現党 党首) 
「地元の皆さんから私たちにはこんな声を寄せられているんです。
『福島に帰りたい』、
このような地元の皆様の熱い声を受け、
本日、福島安全宣言を求めて、行動してまいりました。」

yanai

矢内筆勝(幸福実現党 総務会長(兼)出版局長)
「私、矢内筆勝、福島県会津の出身です。
今、福島県には、市民団体と称する人たちが県民でもないのに福島県に入って、
福島は危険だ危険だなんて煽っています。」

原発の是非を感情論で語ってはいけない

果たして原発は必要なのか。
議論は紛糾を続けていますが、
例えば3月9日、大津地裁は高浜原発の
運転差し止めを命じる仮処分決定を下しました。
こうした稼働中の原発が運転が差し止められるというのは初めてのことです。
この決定に対して、東京高裁の判事を務めた学者からは、
「説明が不十分で結論ありきの決定だ」という疑問も出ておりますけれども、
確かにこの仮処分の決定だけでなく原発に関する報道を見ていると
感情の部分に寄ったものが多いように思われます。
しかし原発というのは科学的データに基づいて
判断をせねばならないものだと思います。
例えばこのザ・リバティ4月号には
福島の原発事故に関して放射能が全く問題にならないという事実を示す
数々のデータが出ています。

リバティ

月刊「ザ・リバティ」4月号 震災から5年 現地ルポ – 福島で怖いのは放射線ではなく糖尿病

そしてこのリバティの中で登場する医学者は
むしろ、「放射線よりも糖尿病こそ心配したほうが」いいと、
ここまで言い切っています。
こうした科学的データを基にせずに感情だけで議論した結果、
今マスコミでは「原発は怖いものだ」という
徒に恐怖心をあおる報道が横行しているように思われます。
その結果、福島県の皆さんが風評被害に会うようなことは
絶対に許されてはならないことだと思います。
そしてもう一点、
原発は高度に安全保障上の問題であることが言えます。
資源のない日本がもし、石油などの化石燃料だけに頼るなら
万が一、シーレーンを中国などに押さえられた場合、
私たち日本人の生活や経済活動は一瞬にして麻痺し、
パニックに陥ります。
従って、資源のない日本が自前のエネルギーを国内に持つということは
これは安全保障上、極めて重要なことです。
果たして原発に反対している人たちは
この責任が取れるというのでしょうか。
今、日本は原発推進に舵を切るべきときに来ています。

こちらもお読みください

原発ゼロに異議あり!原発近海の魚を食べてみた
福島原発の放射線は怖くなかった!放射線防護学の権威が証言
市民を守るためには原発を動かせ!函館市の大間原発建設差し止め提訴は筋違い
安保法案が衆院可決!国会前で左翼発狂!?