3月10日、
北朝鮮は日本海へ向けて2発の短距離弾道ミサイルを発射。
ミサイルは500キロ飛んで日本海に落下したと見られています。
今回は、北朝鮮の核に対して
国際社会がとるべき対応を考えます。

20160310 北朝鮮

今回の発射は米韓合同軍事演習に対する牽制

折りしも3月7日から韓国では
過去最大規模の米韓合同軍事演習が行われています。
この演習開始と同時に北朝鮮の金正恩第一書記は、
北朝鮮は核兵器の小型化に成功したと発表したり、
また今回のミサイルを発射するなどして
この米韓合同軍事演習を牽制しようとしています。

北朝鮮の核の脅威を矮小化しようとする日韓のマスコミ

こういった北朝鮮の動きに関して、
日本や韓国のマスコミでは
北朝鮮の核はまだ小型化されていないという見方をするなど、
非常に北朝鮮の動きを軽視しようという動きが見えます。
しかし北朝鮮の脅威を軽く見たからと言って物事は何も解決しません。

北朝鮮の核の脅威に対して国際社会は決然たる対応をすべき

日本では昔から「気違いに刃物」ということわざがあります。
「気違いに刃物を持たせては危険だ」ということです。
はっきり言って今の北朝鮮、
金正恩第一書記はこの状態に近づいています。
この状態において今、国連では経済制裁を中心とする
北朝鮮への制裁を論じていますけれども、
はっきりいって手ぬるいです。

かつてイスラエルはイラクが核兵器を持つ可能性があると主張して、
1981年6月7日、イラク国内の原子炉に奇襲攻撃をかけて
破壊するということをやりました。

今、国際社会に求められるのはこれぐらいの決然とした、
北朝鮮に決して核兵器は持たせないという行動だと思います。
これからの国際社会の勇気ある行動を期待したいと思います。

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