9月6~7日両日、東京都・横田基地にて日米友好祭2014が開催されました。

関東初のオスプレイ地上展示に長蛇の列

日米友好祭では、広大な滑走路の一部を会場に、ホットドッグやステーキといったアメリカンテイストな屋台が出るほか、ペインティング、写真撮影などが来場客を楽しませていました。会場には、2機のオスプレイ(米海兵隊の垂直離着陸輸送機)が関東地方で初めて地上展示され、機内に入るために長蛇の列ができていました。機体のサイズ自体はさほど大きくないオスプレイですが、非常に多くの人員を搭乗させることができます。また、航続距離が長いことも大きな特長で、東アジアの安全を守る要になっていると言われています。

昨年は米国財政難で中止になった祭が今年は開催

毎年恒例の日米友好祭ですが、昨年はアメリカの財政難により中止になってしまいました。無期限休止と言われ、事実上なくなってしまったのではないかとさえ言われていたのですが、今年は開催されることとなりました。その理由については、関係者の話によると、アメリカの財政の問題は依然あるものの、今年に入ってから南シナ海をはじめとする中国の動きが非常に活発化していることが挙げられます。軍事・安全保障面における日米同盟の重要性が、今までと比較にならないほど増しているそうです。さらには、日本側が集団的自衛権の行使を決定したことを受け、アメリカ側からも日本と連携を取ろうという姿勢を強く示してきた点がささやかれています。

東アジアにおける「日米同盟」の重要性

日米の安全保障面での同盟が強固であればあるほど、そしてそれを大きくPRすればするほど、東アジアにおける不穏な動きは生じにくくなります。実際に今、ベトナルやフィリピンが様々なかたちで日本に協力を求めてきている現状があるのです。戦後70周年を迎えようとしている今、私たちは改めて日米同盟の大切さというものを再認識すると同時に、日米の間に横たわっている歴史認識の問題に関しても、事実を事実として語りかけ誤解を解いてゆくことが大事なのではないでしょうか。