沖縄が、基地問題で再び揺れています。4月5日、菅官房長官と沖縄県の翁長知事との会談が実現いたしました。

基地問題に関する翁長沖縄県知事の本心が明らかに

この会談は3月に翁長知事が「普天間基地の辺野古への移設にかかわる海底ボーリング調査を停止せよ」と指示したことを受けて行われたものですが、この会談で翁長知事は「辺野古の新基地は絶対に建設することはできない」と発言するなど、日本政府との大きな溝が明らかになりました。翁長知事は、沖縄のこの基地問題をどうするつもりなのか。これを受け、幸福の科学大川隆法総裁は翁長知事守護霊へのスピリチュアル・インタビューを決行。そのなかで、翁長知事の驚くべき本心が明らかになりました。翁長知事の守護霊によると、「米軍基地についてはすべて出ていってほしい」「自衛隊も出ていってほしい」とのこと。沖縄の安全は「中国軍が守ってくれる」とし、さらに沖縄の未来についても「中国との連携を強めて、沖縄の繁栄をつくっていくつもりである」といった発言をしました。このスピリチュアル・インタビュー内容は『沖縄の論理は正しいのか?―翁長知事へのスピリチュアル・インタビュー―』として緊急発刊されました。

ポイント1:普天間基地の辺野古への移設は絶対に揺るがしてはならない

この問題をどのように考えればよいのか、ポイントを3点お伝えします。まず1点目として、普天間基地の辺野古への移設は絶対に揺るがしてはならない、ということ。もちろん普天間基地をそのまま放置することは、まさに翁長知事たちが言うとおり「危険をそのままにしておく」ということになるので、一日も早く普天間基地は動かさねばなりません。しかし、辺野古の基地は当然必要です。今、中国や北朝鮮、韓国まで含めて東アジア情勢が大きく動くなか、その要の地と言える沖縄で、米軍の存在がゼロとなるということは、極めて重大な安全保障上の問題を発生させます。普天間基地への辺野古への移転は、絶対になさねばなりません。

ポイント2:日米同盟を不安定化させてはならない

2点目として言えることは、日米同盟を不安定化させてはならないということです。4月下旬の安倍総理の訪米を前に基地問題が空転することは、アメリカ側に重大な懸念を起こさせ、日米同盟に亀裂が入るきっかけになることも考えられます。加えて、翁長知事はこの4月に中国を訪問する予定です。この時期に中国を訪問するというこのタイミング、さらに「河野談話」を出した河野洋平元衆院議長と一緒に訪問すること。これは、アメリカ側に大きな懸念を呼び起こさせる可能性があります。一地方自治体の首長が日米同盟を不安定化させるようなことは、絶対に許されません。

ポイント3:一地方自治体としては越権行為である

そして3点目。今回のこの翁長知事の判断は、一地方自治体としては越権行為であるということです。今回のこのスピリチュアル・インタビューを受けて、大川総裁は「1%の民意が日本全体の消滅がかかった問題まで左右できることは、地方自治としては越権である」と指摘しました。たしかに先の戦争において、沖縄戦で大変な被害、悲劇が起きたことは間違いありませんし、私たち日本国民全体がその思いを共有せねばならないとは思います。しかし、国民全体、アジアの平和、こうしたものまで左右する問題を、一地方自治体の首長が判断できる、左右できるということがあってはならないのです。

翁長知事と沖縄県の皆さんには、「沖縄県、そして日本、ひいてはアジアのこれからの平和と繁栄をどのように創り出すのか」という点において、今、賢明な判断と選択が求められています。