ザ・ファクトを日々ご覧頂いている皆さま、新年明けましておめでとうございます。
2024年も宜しくお願い申し上げます。
本年は世界約70カ国で選挙が行われ人類の約３分の２が選挙に関わることになる「史上最大の選挙イヤー」です。１月には台湾総統選、３月にはロシア大統領選・ウクライナ大統領選、11月にはアメリカ大統領選が予定されていて、主要国の選挙戦になることから世界の構図が大きく変わる一年となります。
そのような国際情勢の中、ザ・ファクトは「既存のメディアに縛られない現場取材第一の報道」という番組の原点に立ち返りながら、「世界最終戦争」や「第三次世界大戦」が叫ばれる現在の危機の乗り越え方や解決策をお届けしてまいります。
また、昨年末に公開した『“宗教性悪説”と日本の空気支配』でも言及しましたが、日本には山本七平氏が指摘するように「空気支配」というものが存在します。この空気支配は「善悪の価値判断と問題の本質を曖昧にするもの」と言い換えることもできますが、日本人はそのような空気文化の中でこれまで歴史を重ねてきました。しかし、その文化ゆえに戦後日本は宗教を裏側のものとして扱い、精神的支柱を自らの手で破壊し、国家は漂流を続けてきました。経済成長も横ばいで今や名目GDPもドイツに抜かれて世界４位に転落し、隣国からの軍事的脅威には何もできないのが現在の日本の姿です。
私たちザ・ファクトは報道を通じて「善悪の価値基準」を示すことを番組の目的としています。そのような日本を取り巻く状況に対しても「今必要な価値基準」を示していけるように、番組制作を行ってまいります。
本年もスタッフ一同頑張ってまいりますので、ザ・ファクトをよろしくお願い申し上げます。