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先日2月15日、国連女子差別撤廃委員会第63回会合の
セッション前ワーキングミーティングで「慰安婦の強制連行はなかった」という
主旨の1分間スピーチを行った3名の女性。
釈量子氏(幸福実現党党首)、山本優美子氏(なでしこアクション代表)、
杉田水脈氏(日本のこころを大切にする党 元衆院議員)。
今回はその3名とワーキングミーティングに参加した
藤井実彦氏(論破プロジェクト代表)のインタビューを紹介します。

杉田水脈氏(日本のこころを大切にする党 元衆院議員)

sugita

杉田氏 今回は、日本政府の回答書で「資料の中には軍や官憲によるいわゆる「強制連行」は
確認できなかった」とありました。クマラスワミ報告書の中には
「20万の韓国女性が強制的に性奴隷にされた」と書いてあります。
「日本政府がそれだけ探して証拠がなかったのであれば、
クマラスワミ報告書は何を根拠に書かれているんでしょうか?」ということを
あえて日本政府に質問するようなスピーチをさせてもらいました。
明日、「日本政府がこれにどう答えてくださるか」ということだと思います。

取材・撮影は禁じられていたため、スピーチの映像はありませんが、
スピーチ内容は以下のようなものでした。

質問事項9番目の慰安婦問題について述べます。
日本政府は「日本政府が発見した資料の中には、
軍や官憲によるいわゆる「強制連行」は
確認できなかった」と回答しました。
一方、クマラスワミ報告には「20万の韓国女性が
強制的に性奴隷にされた」と書いてあります。
よって、委員会は日本政府に、この明らかな矛盾について
明確にするように質問してください。
(杉田水脈氏のfacebookより)

釈量子氏(幸福実現党党首)

shaku

釈氏 今回、私が主張してきたのは、慰安婦の「強制連行」、また、「セックススレイブ(性奴隷)」。
この二つの言葉、これが完全なる間違いだ、ということを主張してきました。
その元になるのが吉田清治氏の著作であり、それが撤回されたこと。
また、日本の歴史の中では、女性たちは非常に大切に扱われてきた、という事実、
歴史的な事実を、たとえば、天照大神の存在であるとか、あるいは
125代の天皇の中の10人が女性である、という事実を添えながら主張してきました。

釈氏のスピーチは以下の内容でした。

日本軍による強制連行、および性奴隷という主張は明らかに間違っています。
ジャーナリストの吉田(清治)が韓国人女性が拉致されたと主張しました。
この吉田の主張はクマラスワミ報告にも含まれています。
しかし、吉田はこの主張を撤回しました。
貧しさゆえに身売りされてしまった方々には同情を禁じえません。
日本は、歴史的に女性を尊敬し大切にしてきた国です。
何千年もの間、『太陽の女神』である天照大神が信仰され、
百二十五代続く天皇のうち十人が女性でもありました。
日本の女性として私が強調したいのは、
日本は女性に敬意を払い続けてきたということです。
これは第二次世界大戦中も例外ではありません。

山本優美子氏(なでしこアクション代表)

やまもと

山本氏 「性奴隷との表現は不適切です」と日本代表団が2年前に言っているので、
「(女子差別撤廃委員会は)改めてそれを日本政府に確認してください」ということと
「日韓合意で出てきた『軍の関与』の内容について日本政府に確認してください」、
あと「クマラスワミ報告には『20万人の性奴隷』と書いてありますけれども、
日本政府は『強制連行はなかった』と言っているので、その矛盾点を委員は確認してください」
という3点を2つのNGO(杉田氏と山本氏のNGO)で言いました。
(この質問が実を結ぶかどうかは)まず、「明日の本会議で委員が日本政府に
こうした(スピーチした)内容の質問をするかどうか」ですね。
それから、今期が終わって、委員会から日本政府に報告書が出るんですよ。
その報告書に「この内容が含まれているかどうか」なので、
今日は「種は植えたが芽は出るか」というところなんです。

質問事項9番目の慰安婦問題について2点述べます。
第一に2014年自由権規約委員会111セッションで、
日本政府は「性奴隷との表現は不適切」と表明しました。
よって、委員会は、戦時中に日本軍・政府が
韓国の若い女性を性奴隷化したかどうか明確にするよう、
日本政府に質問してください。
第二に昨年、日韓合意で、日本は「心からのお詫び」を表明しました。
よって委員会は「お詫び」の意味、
つまり「当時の軍の関与」とは正確に何であったのかを
日本政府に確認してください。
(杉田水脈氏のfacebookより)

藤井実彦氏(論破プロジェクト代表)

fujii

セッションに参加し、3名のスピーチを聞いていた藤井実彦氏にも
話を聞きました。

藤井氏 (女子差別撤廃委員会など国連の人権委員会では)
こうしたセッション自体は20年前からずっと行われていたそうなんですね。
そこに左翼側の人たちが70~80人来るのが通例でした。
そこで日本人の、しかも保守系の人が発言する、ということは去年まで一度もなかった。
去年、(杉田氏と山本氏の)二人が発言したんですけれども、
そこで初めて、この委員会で「強制性がなかった」という話が出ました。
そのため、委員会は日本政府に質問し、それに対してのアンサーが
今回の本会議だと思います。
今回は3人の保守の女性の方がお話しされたわけなんですけれども、
三つの切り口でしっかりお話をいただいたので、
おそらく委員の方々も「今までのクマラスワミ報告とは違うなあ」
という感じを受けたのではないか、と思います。
それと同時に、日弁連など左翼側ははっきりと「慰安婦=性奴隷」
「性奴隷の強制性はあった」「もっと日本は補償しなければならない。
日韓合意があったんだから」と強く言っている感じがしました。
しかし、「日韓合意」があった割に、それほど強く発言していなかったところを見ると、
日韓合意は彼ら左翼側も分断している状況を表しているように感じました。

今回の日本政府の発言を国連はどこまで受け入れるか?

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そして、翌16日、本会議で外務省の杉山晋輔・外務審議官が「慰安婦問題」に関して
「強制連行」「20万人」「性奴隷」を否定しました。
これは快挙のように報じられていますが、
釈氏によると、その発言を聞く会場の空気は厳しいものだったといいます。

釈氏 女子差別撤廃委員会の委員の方が「納得がいかない」と激しく抗議をしていました。
杉山審議官が話せば話すほど、委員同士が顔を見合わせて、失笑する、というような場面も見受けられました。
これまで二十数年、「河野談話」を政府の公式見解としてきましたし、
人権派弁護士といわれる戸塚弁護士が「性奴隷」という言葉を流行らせたりしてきました。
それがいきなり、杉山審議官が「朝日新聞は捏造だった」「吉田氏の著作が原因だった」と言っても、
なかなか受け入れられません。それどころか、「歴史の否定だ」という言葉が委員から出ていました。
正しい歴史認識を伝えていく活動は止めてはいけませんし、誰かがやらなければなりません。
そう思ってこれまで続けてきましたが、国連の場において、日本を貶める言論、考え方、捏造、デマ等が
ここまで定着してしまったか、という厳しい現実を目の当たりにしました。
 

今後の動向に注目したいと思います。
何かありましたら、またレポートします。

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