明治期の日本発展のキッカケとなった名著『西国立志編(自助論)』

「天は自ら助く者を助く」で有名なサミュエル・スマイルズの『自助論』は、300人を超える成功者の逸話を基に、大英帝国繁栄の理由を明らかにした歴史的名著である。

self-help表紙

(原題は”SELF HELP”)

self-help

(1859年に出版された)

スマイルズ

(著者のサミュエル・スマイルズ(1812-1904))

日本でも1871年〔明治4年〕に、幕府の留学生だった中村正直が翻訳し『西国立志編』として発刊された。この本は明治時代の終わりまでに、百万部を超えるベストセラーとなり、明治期の日本の発展の原動力となった。中村正直は留学先からの帰りの船のなかで『セルフ・ヘルプ』を繰り返し読み、「これで合点がいった。イギリスは、日本より小さな島国で、日本の三分の二ぐらいしかない国なのに、七つの海を支配して、大英帝国として発展した理由が分かった」と言ったと言われている。

西国立志編

(中村正直が発刊した『西国立志編』)

コロナ不況下に是非読みたい一冊

彼ら成功者に共通する考え方、それは「自助努力の精神」。この精神がイギリス、そして明治期の日本に繁栄をもたらした。今、私たちを取り巻く環境はコロナ禍による経済不況、会社の倒産や突然の解雇、収入の激減など、未曽有の危機の前に明るい未来を描けずにいる。そんな今だからこそ『自助論』を繙き、その名言の中から、私たちの人生を180度好転させるヒントを探したい。

『自助論』に記された数々の名言

名言⑩

名言⑨

名言⑧

名言①

名言④

名言③

名言⑤

名言⑥

名言②

名言⑦

『自助論』に登場する成功者たちは皆、苦難や困難を前にしても決して他人や環境のせいにせず、自分の力で道を切り拓いた。コロナ禍で苦しい今だからこそ、この『自助努力の精神』を学び、実践することで、あなたのやる気が沸き起こり、暗い未来を180度変えることができるのではないだろうか。

偉人たちイメージ

おすすめ書籍

自助論上巻

自助論下巻

『自助論―西国立志編―(上)(下)』 著者 サミュエル・スマイルズ〔訳〕中村正直 /〔現代語訳〕渡部昇一、宮地久子幸福の科学出版刊 各1,320円(税込)

霊言①

『サミュエル・スマイルズ 「現代的自助論」のヒント』著者 大川隆法幸福の科学出版刊 1,540円(税込)

霊言②

『現代の自助論を求めて―サミュエル・スマイルズの霊言』著者 大川隆法幸福の科学出版刊 1,650円(税込)