武士道精神とは何か?
かつて日本人の精神の底流に生きていた「武士道精神」。
『葉隠』の一節、「武士道というは死ぬことと見つけたり」でも知られるように武士は常に、死を覚悟して日々の人生を送っていた。この、「死を覚悟して生きる」という生き方を、現代人の私たちが理解することは難しいかもしれない。
ここで、この思想を理解するためにアップルの創業者、スティーブ・ジョブズ氏(1955-2011)の言葉を紹介しよう。
私は毎朝鏡を見て自分にこう問い掛けるのを日課としてきた。「「もし今日が人生最後の日だとしたら、いま私がやろうとしていることは、本当にやりたいことだろうか?」と
このジョブズ氏の言葉は、「死を覚悟して生きるという武士道精神」に通じる考え方だと言えるのではないだろうか。
死を覚悟して生きる―。「武士道精神」とは何か―。
実はこの「武士道精神」には、我々の勇気を奮い起こしてくれる数多くの思想がちりばめられている。この映像をご覧のあなたも是非、「武士道精神」に触れて、武士のような勇気を奮い起こしていただきたい。
新渡戸稲造『武士道』より
新渡戸稲造の『武士道』(にとべ・いなぞう・の・ぶしどう)
教育者で思想家の新渡戸稲造(1862-1933)が、欧米に日本の武士道を紹介する目的で刊行した著書。原文は英語で書かれている。日本人の道徳観の核として武士道を捉え、西欧の騎士道などと対比しながら、日本人の精神の拠り所を紹介した名著である。当時のアメリカ合衆国大統領セオドア・ルーズベルトが本書を読んで、感激したと言われている。
新渡戸稲造(1862-1933)
山本常朝『葉隠』より
葉隠(はがくれ)
『葉隠』とは、江戸時代中期、第8代将軍徳川吉宗の頃、佐賀藩士の山本常朝(1659-1719)が口述した武士の心得を、同藩士の田代陣基がまとめた、全11巻の書である。「武士道と云ふは死ぬ事と見つけたり」の一節が特に有名だが、人との付き合い方や酒席での心得なども記されており、現代にも通用する処世の技法として、ビジネスマンをはじめ多くのファンに親しまれている。
山本常朝(1659-1719)
吉田松陰の言葉
吉田松陰(よしだ・しょういん)
長州出身の幕末の志士(1830-1859)、教育者・思想家。私塾「松下村塾」を開き、数多くの明治維新の志士たちに思想的影響を与えた。幕府による弾圧、安政の大獄によって処刑された。
大川隆法幸福の科学グループ創始者兼総裁の言葉
大川隆法幸福の科学グループ創始者兼総裁
「不惜身命―われ、命惜しからず」
武士道精神――。
それは、「不惜身命―われ、命惜しからず」という覚悟で、日々、自らのすべきことを成すことに他ならない。
あなたもこの武士道精神を体得することによって、武士のような勇気を持って、人生の荒波を乗り越えていくことができるのではないだろうか。