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世界に広まる「慰安婦の虚像」と「慰安婦の実態」を比較する
日本大使館前 慰安婦像を作った反日団体「挺対協」の正体
「慰安婦問題」の元凶は「国連での日本人による告発」だった【なでしこアクション山本優美子×及川幸久④】
現在、スイス・ジュネーブで開催されている国連女子差別撤廃委員会を
ザ・ファクトは取材中です。
ほんとうは映像でお届けしたかったのですが、
現地の回線が貧弱で映像素材を送ってもらうことができなかったため、
記事で速報をお伝えします。
（映像では後ほど配信します。取材者が帰国してから週末になりそうです）
なお、まだセッション中ですので、また更新しようと思っております。
3名の女性が「強制連行」「性奴隷」を否定
先日2月15日、国連女子差別撤廃委員会第63回会合のセッション前ワーキングミーティングで
幸福実現党党首、釈量子氏、なでしこアクション代表、山本優美子氏、
元衆院議員、杉田水脈氏の3名が「慰安婦の強制連行はなかった」という主旨の
1分間スピーチを行いました。
まず、幸福実現党党首・釈量子氏によるスピーチです。
・日本軍による強制連行、および性奴隷という主張は明らかに間違っている。
・ジャーナリストの吉田清治が韓国人女性が拉致されたと主張した。
・これはクマラスワミ報告にも含まれている。しかし、吉田はこの主張を撤回した。
・貧困のために家族によって売春婦にされた人たちには気の毒に思う。
・しかし、日本の歴史では女性は敬意を持って扱われてきた。
・日本の歴史の中であがめられ続けてきた日本の中心神の一人は、天照大神という女神。
・125代におよぶ天皇のうち10名は女性。
・日本の女性として私が強調したいのは、日本は女性に敬意を払い続けてきた。
これは第二次世界大戦中も例外ではない。
続いて、なでしこアクション代表・山本優美子氏のスピーチです。
・質問事項9番目の慰安婦問題について。
・第一に2014年自由権規約委員会111セッションで、
日本政府は「性奴隷との表現は不適切」と表明した。
・よって、委員会は、戦時中に日本軍・政府が韓国の若い女性を性奴隷化したかどうか
明確にするよう、日本政府に質問してください。
・第二に昨年、日韓合意で、日本は「心からのお詫び」を表明した。
・よって委員会は「お詫び」の意味、つまり「当時の軍の関与」とは
正確に何であったのかを日本政府に確認してほしい。
元衆院議員・杉田水脈氏のスピーチです。
・質問事項9番目の慰安婦問題について。
・日本政府は「日本政府が発見した資料の中には、
軍や官憲によるいわゆる「強制連行」は確認できなかった。」と回答した。
・一方、クマラスワミ報告には「20万の韓国女性が強制的に性奴隷にされた」と書いてある。
・よって、委員会は日本政府に、この明らかな矛盾について明確にするように質問してほしい。
日本外務省も「強制連行」「性奴隷」を否定
そして、今日2月16日、本セッションが行われ、
その中で、女子差別撤廃委員会からの質問に、
日本外務省が以下のように回答しました。
・強制連行はなかった
・吉田清治の本から誤解が広まったが、複数の研究者が虚偽であると指摘
・朝日新聞も大々的に報道したが、朝日自身が謝罪済み
・日韓基本条約で合意済み、解決済み
・日本政府は法的に慰安婦問題について解決済みと認識
・アジア女性基金でも日本は支援してる
これに対して中国の委員から以下のような質問がありました。
・団長は慰安婦問題を否定したが、日韓合意が成立したことに関して歓迎している。
・もしこの問題がないのなら、韓国との間になぜ合意したのか？
軍が何万という韓国の慰安婦の採用に携わったということがなぜ表現された？
・もし完全に解決されてると考えてるのなら、安倍首相が謝罪を表明したなら、
首相が謝罪の手紙をすべての慰安婦に送付すべき。
・加害者の訴追が必要。
・教科書問題についても対応すべき。
それに対して、日本外務省代表が追加で以下のように回答しました。
・12月28日に岸田外相とユン外相の間で明確に解決されている。
・したがって日本政府がこの問題について歴史の否定しているとか、
何の措置もとっていないという批判は事実に反する。
・いわゆる強制は、我々の調査の中では裏付けられなかったと言ったが、
・岸田の発言では多数の女性を傷つけたことを痛感しているとお詫びを表明。
・額は10億程度だが、財団を設立。
・軍の関与は認めている。
・たとえば20万という数字は出した新聞自体が間違えを認めている
・性奴隷という表現は間違っている
・指摘されたいずれの点も日本は認められないし、事実に反することを発言された。
・日韓合意は日韓間の合意であり、日韓両政府は誠実に取り組みすすめているところ。
これについては、理解してほしい。
国連の場で、強制連行と性奴隷を否定したのは大きな成果だと思いますが、
中国の委員から指摘されたように、「日韓合意を結びつつ、
強制連行、性奴隷を否定」しようとする日本政府の態度は
他国から理解しにくいでしょう。
セッション後半で「慰安婦問題」に関して動きがあれば、また追加いたします。